需要が高まっている職業です。
管理栄養士が国家資格である事は、病院などではっきり分かります。
病院で栄養士が患者さんに栄養指導することがありますが、
栄養している栄養士は普通の栄養士ではありません。
まず100%国家資格である管理栄養士と言ってよいでしょう。
理由は管理栄養士が患者に栄養指導すると、その行為が診療報酬に
なるからです。診療報酬は病院の経営上、重要な事ですから
管理栄養士の存在は一般の栄養士とは位置づけが異なります。
栄養士は調理などの現場業務、管理栄養士は栄養指導などの
管理業務と栄養士という同じ職業ながら、実際担当する仕事内容は
全然違うものになっています。
病院や養護施設など、今後ますます活躍する場が増える管理栄養士
管理栄養士の国家試験を受験する前の心構えなどお伝えします。
◇管理栄養士の資格取得と心構え
生活習慣病の増大や高齢化社会が到来している今日、管理栄養士は
給食管理や栄養管理だけではなく、医療現場においても重要な役割を
担っています。
管理栄養士の国家試験は合格率が20%から30%という狭き門です。
難易度が高く、一年に一度しか実施されない国家試験を万全な
体制で臨むためには、事前の心構えが大切です。
管理栄養士の国家試験は9科目から200問が出題されます。
合格には各科目で60%以上の正解が必要となります。
試験範囲が広く出題数も多いため、実務経験を積みながら
受験をする人は、試験日が近づいたら可能な限り職場で
休暇を取り、学習に専念することが望まれます。
そして試験日はできるだけ早く試験会場に到着し、
気持ちを落ち着けるようにします。
試験が始まったら落ち着いて設問を読み、思い違いや
早とちりがないように気をつけることも大切です。
試験では限られた時間で多くの問題を解くために、時間配分に
注意しながら解くことが大切です。分からない問題に時間を
かけすぎず、次の問題へ進むようにしましょう。
試験は機械が解答を読み取るマークシート方式です。
機械が正しく判別できるように、解答欄へ丁寧に、素早く
塗りつぶすようにします。また解答欄がずれないように
注意することも大切です。
学習成果を十分発揮するためには体調管理も大切です。
試験日が近づいたら十分な睡眠をとって体調を整えましょう。
試験で一番の敵は自分の中にある焦る気持ちです。
国家試験の本番では新しいことにはあまり手を出さないで
復習中心で気持ちを落ち着けた方が良いと思います。